diary

3月27日の金曜日に有給休暇使用で痔の手術を受けた。
一応そのときのキロク。手術と思うと、あんときと何かと比べてしまう。
もちろん、程度も種類も全然違うけど、、、比べてしまう。

 
体は大分よくなってきたけど、まだ若干痛い。
あと少しって感じ。

 
【2008年11月下旬】 初診
初めて肛門科のクリニックに行った。
診察では典型的な「内核痔」とのことで、オペしないと根本的には治らないとのことだった。しばらく投薬治療。

【2008年12月】 相談
投薬治療の効果が薄く、オペを決断。
まぁそもそも、ここまで酷くなると根本的に治すためには必要だとのことだから。。。

【3月7日 土曜日】 事前検査
オペ準備のための検査。
胸部レントゲン、心電図、血液検査。
12月から3ヶ月も引っ張ったのは、雪山遊びのため。

オペは最新の「PPH法」というもので、1泊入院することに。
一応、早期社会復帰ができるらしい。

【3月26日 木曜日】 手術前日
手術前日。
タイミング悪く、長年の付き合いのかわいい後輩の送別会。

夕方までに食事を済まさなくてはならず、会では飲み食いできず。
しかも早退。ごめん。

帰宅後、早々に下剤。
しかし、1時間たってもまったく効かない。こもってがんばってみたけど、、、結局でない。しかも、すごいお腹すいてきた。結局そのまま就寝。

【3月27日 金曜日】 手術日
明らかに腸に残留しているものを朝イチで排出。
11時45分ごろ自らの運転で病院へ。あんときは運転していったら怒られたけど、今回は承諾済み。12時過ぎ病室へ。個室でキレイ。さすがにトイレ完備。地デジテレビあり。

下半身麻酔なので、術後のことを考慮して枕周りに携帯電話、DS、iPod、TV・エアコンのリモコンをセッティング。
手術着へ気着替えた後、生まれて初めての浣腸投下。超複雑。。

13時ごろ点滴。
14時ごろ手術。

いきなり腰椎麻酔。痛いって聞いていたが、あのときの筋肉注射に比べたら全然余裕。
あっという間に下半身の感覚がなくなっていく。すごい違和感。

その後、静脈麻酔。これは以前に経験済みだったはずなのだが、、、すごい勢いで意識がなくなっていった。全く抗えずに爆睡。

、、、気づくと病室。自分の心電図の音で目覚めた。
16時過ぎだった。

麻酔のためだと思われるが、ガンガン頭痛。鎮痛剤をもらう。
当たり前だが、完全に下半身の感覚なし。まったく動かない。怖い。
18時くらいまで寝たり起きたりしているうちに頭痛解消。

そういえば、17時くらいに携帯が鳴った。
会社からだった。休みことは言っていたけど、入院して手術することは言っていなかった。とても驚いていたが、「痔」って言ったら納得していたような気がする。

とにかく空腹。
ふだんあまりテレビを見ないけど、、、食べ物って相当映るんだな。
映るものすべて食べたくなった。一番見たのはケンタッキーのCM。

そしてとにかく暇。
携帯からブログを更新する余裕まであり。

23時半くらいになると、徐々に下半身の感覚が戻ってきた。
尿カテが入っているのも分かってきた。
尿カテの違和感からか、どうにもあまり眠くない。

【3月28日 土曜日】 苦痛の始まり
日が変わって1時半。
かなり麻酔が切れてきたので、尿カテを抜いてもらった。
が、全然痛くなかった。あのときの痛みは一体。。
同時に点滴も終了。これも抜いてもらった。

体に刺さっていた全ての管が抜けて、完全開放。

ここから地獄。

自分で立つことができるようになるくらい麻酔が切れた。
すると、、、とにかく痛くて眠れない。麻酔ってすごい。

麻酔が効いているうちに眠りについておけばよかった。

また事前の説明でもあったが、ものすごい強烈に排泄したくなる。
これは、患部付近が炎症を起こしているためだそう。当然、胃腸は空っぽなので、なにも出るはずがない。この超違和感とリアルな痛みが重なって脂汗。

全く眠れない。

持ってきたDSをやってみたり、iPod聞いてみたり、TVつけてみたり。
全然まぎれない。全然続かない。痛い。気持ち悪い。色々姿勢を変えてみる。
いちばん楽だった姿勢は直立。たぶん、トータル1時間は突っ立っていた。

そのまま無眠で、7時過ぎくらいに先生が来た。
鎮痛剤を薬をもらってちょっと楽になる。早くもらえばよかった。
そのときに薬と一緒にもらったミカンゼリーが最高っに美味かった。

そこから3時間くらい寝て、10時くらいに診察。
説明のためとはいえ、生まれて初めて自分の出口の写真を見た。
術前、術後の。
いやーはみ出すぎだろ。いまはすっきりな感じ。

そして11時過ぎに退院。
車の運転が相当キツイ。ケツ痛い。

帰宅後、休む。しかし痛い。ずっと痛い。
すごいお腹が空いているのに、痛くて喉を通らない。

それでも点滴なき今、栄養摂取は食事で取らなくてはならず。
あん時と同様で、手術が終われば今度はただの怪我人。

 
【3月29日 日曜日】 初排泄
痛い。
が、昨日ほどじゃなく、なんとか睡眠できた。

そして恐怖の「術後、初めての排泄」。
怖かった。そして、激痛に涙。若干出血。

日中帯も痛い。

寝転がるのが痛い。
一度寝転がると、起きるのが痛い。
とにかく、あらゆる体を動かす動作が痛い。

術後に出る症状として「肛門付近の筋肉の痙攣がある」とあった。
これは術前は何を指しているかがよく分からなかったが、意識せずに突然肛門が閉まる感じ。

これが激痛。

【3月30日 月曜日】 術後診察
朝、恐怖の2回目の排泄後、病院へ。
一応、経過は順調だそうで。

「痛いのはガマンしないで鎮痛剤を」と。

PPH法は痔の患部そのものは切らない手法だが、手術機器をぶっこむために、いわゆる出口付近を裂いてしまう。これが肛門筋肉付近のために、痙攣で傷を刺激し、、、痛いらしい。

午後から出社する予定だったが、、、痛くて仕事にならないと判断。
家路に。

帰りがけに、どうしてもマックが食べたくてドライブスルー。
これが後々。。

夜は3日ぶりに風呂に入った。
「風呂は血行を促進するために良い」らしいが、何より気持ちよかった。

バスタブに入るための動作と出るための動作が苦痛。

【3月31日 火曜日】 痛恨
寝たら治っているかも、という期待むなしく、、、起きても痛い。
布団から起き上がるのがキツイ。

出社のため、いつもより早起き。恐怖と激痛の排泄。
出掛けになぜか2回目をする。

出発1分後。自転車が厳しい。冷たいサドルと振動。激痛。
出発15分後。電車の揺れが厳しい。不意の揺れに対応するオートバランサー。
出発30分後。電車のシートが厳しい。硬い。
出発50分後。駅の下り階段が厳しい。上り全然ラクなのに。下りは苦痛。

そして、痛恨の下痢発動。
この日だけで6回の排泄。

薬の影響もあるかもしれないが、おそらく昨日のアレか。。。
とくに、「下痢は炎症を起こしやすいので注意」と説明されていたので痛恨。

そもそも、排泄行為自体に激痛を伴う。出血も。
あまり仕事にならなかった。痛くて。

ツライ。

【4月1日 水曜日】 継続
ユルイ。
ダミーの排泄感と、リアルの排泄感の違いが分からない。

分からないので帰りの電車を降りたときに若干ちびった。
マジで情けなくて泣けた。

それでも痛み自体は徐々に引いてきている。

夜はちょっと痛くて、あまり眠れなかった。
下痢気味なので、鎮痛剤はガマンした。
ガマンしてそこそこ眠れるだけ、大分マシになったもの。

【4月2日 木曜日】 回復傾向
結構よくなってきた。
それでも、朝が一番痛い。夜に向かって徐々に回復して、起きると痛い。

お腹はやはりまだゆるくて、4回排泄。
でも、昨日より痛くない。

仕事も、なんとかできた。

【4月3日 金曜日】
やはり朝が痛い。
お腹もユルイ。

けど、週明けにはどうなることかと思ったけど、よくなってきた。

でも、朝2回、昼1回、夜1回排泄。
もう、結構痛くない。

風呂場にて。
今までは怖くて触れなかったが、術後初めて直接触ってみた。

 
ああ、もとの形状ってこんななんだ、と。

【4月4日 土曜日】 花見欠席
薬の影響で弱っているお腹と、堪えることができない現状の状態では、ウォシュレットもなにもない野外のしかも激混みが容易に予測される公衆便所しかない花見は相当厳しい。

で、昼前に病院へ。

経過は順調なようで一安心。
これで後は痔が完全になくなれば、いよいよ元の人に戻れる。

 
結局花見には行かない代わりに、帰りがけに1人寂しくサクラ見学。
近所の市民の森へ。もちろん、車からは降りない。
助手席には40D。
 
【痛いランキング】

 激痛
 ↑
 |・肛門痙攣(無意識下なのでやむなしだが)
 |・クシャミ
 |・排便
 |・排尿
 |・下り階段
 |・自転車
 |・椅子
 |・咳
 |・鼻をかむ
 |・寝た姿勢から起き上がる
 |・立っている姿勢から寝転がる
 |・車のクラッチ操作
 |・プロレス中継観戦
 |・笑う
 ↓
 軽痛
 
普段の生活では気にしないけど、こういう時にお尻に力が入るのだと改めて実感。

痛いランキング見ての感想。

暇そうだね…(笑)