diary

先日、妻ちゃんが購入したオママゴトセットは、大根、茄子、人参、キュウリ、レモン、トマトと包丁、まな板、ピーラーのセットである。坊のお気に入りはトマト。リアルなトマトも大好きでよく食べるが、おもちゃにおいてもお気に入りの様子。

遊んでいるところで、「坊、大根どれ?」と聞いたら的確にそれを指差す。どれがどんな名称のものかを教えようと思っていたので、大根はもちろん他の野菜も完璧に回答したことに大層驚いた。もう妻ちゃんが完璧に教えたのかなと。

しかしよく考えてみると、坊は誰かが調理しているとすぐ隣にやってきて見ている。「いま大根を切っているんだよ」とか「これは卵だよ」とか。更に食卓でも「坊、トマトばかり全部食べたの?!」とか「バナナはさっき食べたから明日食べよう」とか、普段の会話において、そのモノの形、色と名称が紐付いていったのだろうと思われる。

また、単語すら出てこないのだが、こちらの言っていることはほぼ理解しているのに加えて、モノの名称も着々とその脳に格納されてきていることを実感した。

面白いので、正月に撮った家族写真を持ってきて、「母ちゃんどこ?」と聞いてみたら、やはり的確。父ちゃんも、バアチャンも的確に指さした。写真の母ちゃんを指さした後で、洗い物をしていたリアル母ちゃんも指さしたのも間違っていない。

そうすると、自分自身の姿形は理解しているのだろうか、と疑問になった。同じ写真を見ながら、「坊はどこ?」と聞いてみた。すると、写真中の自分を指差すことはなく、自身の胸をツンツンした。やはりまだ自分自身の姿形はあまりよく分からないか。鏡を見ることはないし、鏡に映る自分を自分だと解釈するのはもう少し先なのかな。なんとなくは理解していそうな感じだけど。

そんないつもの夕食後の遊び時間。