15日目。 入院2日目 血管造影検査

diary

入院2日目。6時半起き。
7時半。朝食。9時半。看護師の人から剃刀を渡される。
「見える範囲はすべて」

初めての剃毛。いや、時間かかった挙句、2箇所負けた。痛い。そしてキレイな姿に。
いや、「美しい」と「グロイ」は紙一重だ。多分。

13時からの予定だった血管造影検査は急遽11時からに変更になった。なので10時過ぎ頃から初めての点滴。生理食塩水?電解質?。意外と痛いな。当然、ネタにする気満々だったのでデジカメを持参しています。
看護師の人に撮ってもらう。

11時前。ストレッチャーに横たわり、血管造影室へ。何気に緊張。そして、初めての静脈麻酔。これはすげぇ。あっという間にほわ~んってなる。

先生が「寝ていていいから」というので寝ようとしたけど、大腿部に局所麻酔、動脈に穴を明け始めると、、、そこそこ痛い。鈍痛が続くというか。正直、結構ほわ~んてなっているけど痛くて眠れない。

「あー結構痛いんすねぇ」と言うと
「麻酔、もう1本入れる?」ときたが、寝てしまったらネタに出来ないと思い、、、麻酔を拒否した。

たまに穴を明けた付近をたまにミニハンマーのようでコンコン叩く。それが痛い。
「先生、それカテを送っているんですか?」
「いや、動脈に空気が入らないようにしているんですよ。」
「へぇー。」

モニタには自分の血管内部が映っている。左足首につけた血圧計は一定周期で測っているようだ。
「先生、今カテどこですか?」
「もうね、左頸部の後ろのほう行ったよ。」

これ、カテが通っているのわからない。まぁ、わかっても医療事故なんだろうけど。。。よーく考えると怖い。右大腿部付近の動脈から入ったカテが左首の後ろまで。いや、怖い。

そして造影剤投入と撮影開始。カテ先端から造影剤を注入すると、ほわ~んも一層激しい。これこそ言葉にできない感覚。そして多分、血管沿いに熱い。造影剤が熱い。ある意味クセになりそうでもある感覚。そこで聞いてみた。

「先生、これマニアな人なら好きなヒトいるかもしれませんね?」
「ああ。あのね。必要以上にコレやりたがるヒトいるんだよね、たまに。」

やっぱね。ある意味、ちょっと気持ちいいもの。まぁ、動脈に穴空いた状態ではあるけど。
オレはもういいや。足痛いから。

半分ラリっているので、必要以上に意味のわからないことを聞きまくり。先生の故郷とか年とか。一方的に、オレ的教育論とか語ったりもしていた。モロに覚えているのが恥ずかしい。

で。作業開始から約1時間強くらい。撮影は終了した。だんだん恥ずかしい実感が出てきて「変なこと言ってすいませんでした」と謝りながら血管造影室を後にした。その後、CT撮影をして病室に戻る。このとき12時半くらい。ミエコが来てくれたいたが、もう終わっちゃったよ。で。ここからが地獄。

動脈に穴があいていたばかりなので動かせない。動かしてはいけない。右足の膝を曲げてはいけない。上体を起こしてはいけない。寝返りをうってはいけない。これを4時間。もし出血したら大変なことになるからね、と。

つらい。マジつらい。体内に流し込んだ造影剤を排出するために点滴で生理食塩水?電解質溶液?をバンバン入れられた。そう。そのために小便がしたくなってきた。それも半端なく。まだ13時半くらい。

でも。起きてはいけない。ので。寝てしなくてはいけない。尿カテは激しく拒否したので、尿瓶で放尿。初めての尿瓶放尿。もちろん1人で。きつい。

長年生きた習慣というか。体の防衛反応というか。例えば、もうこの歳でトイレの夢を見て。その夢でいかに放尿したとしても実際には出ていないように、起きていても寝転がった状態では出ない。すごいしたいのに。これマジで。

結局10分以上かけ、腹筋にチカラを入れ、強引に出した。1000ccくらい。さすがに回収にきた看護師さんも「うわっ、でたねぇ」と驚いておられました。しょうがないじゃん。バンバン点滴していたもの。

遅めの昼食、夕食を強引に口に運んでもらい、夕食後にミエコは帰宅。4時間経った後も、まだ安静。 動かしてはいけない。右足の膝を曲げてはいけない。上体を起こしてはいけない。寝返りはカルークならいいよ、ホントに軽くね。って最初とほとんど変わらない。

それでいて、右足首は動かさなければならない。血栓予防のために。

さすがに寝ましたよ。21時くらいに。寝る前にもう一度尿瓶放尿。400cc。

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Posted by yachi