ドロンジョの参謀、メカ造りの天才。
みんなで力を合わせて1つのものを作ろうとしている。
それぞれが担当するパーツを組み合わせて完成へと近づいていく。ところが、各人がそれぞれのペースで、それぞれの設計思想で勝手に作ったものがうまく結合できるわけがない。
また、Aさんの作っる共通パーツを利用してBさんの担当部分が完成する、とか単純につながるわけではない。
そんなとき、Aさんの仕事が遅れたりすると全体が遅れる。
そんなとき、Aさんのパーツに不具合があると全体に不具合が行き渡る。
共通のパーツを作る人は、その期限を守ることも大事だが、しっかりつなげられるようなモノを提供できるかがもっとも重要になる。
もっとも重要になる。
今か今かと、Aさんの共通パーツを待ちわびていた人たちが、ようやく届いたAさんのパーツを見て一斉にガッカリする。最初は怒っていた人も、なんども修正のお願いをするたびに憐れな人を見るような目になっていく。そしてなんともいえない疲労感。
ダメなひとはダメだ。ホント。