ぼくの枕。
夜中に坊に泣きながら小突かれた。どうした?
寝ぼけているのだろう、泣きながら「やーやー」と言っている。
しかも起き上っちゃっている。
どうしたの?
すると、俺の枕を引っ張り始めた。
「坊、それ、父ちゃんの枕だよ。一緒に寝るの?」
と言って、枕を半分空けると、そこに飛び込んできた。
そして、父ちゃんの布団をかぶると、、、すぐ寝た。
これ、朝起きて思ったのだが、枕を勘違いしていたかと思われる。坊は自分の枕を認識しているので、それを誰かに使われると怒る。
朝の布団の状態を確認してみると、坊にかけていた毛布がなぜか自身の枕に覆いかぶさっていた。つまり、枕が見えない。どんな素敵な寝相なんだよ。
坊はたまに、夜中に突然起きると、自分の枕に着地する。だから体の向きはどうあれ、頭だけは自分の枕に収まっていることが多い。今回も、たぶん枕を探したんだけど見つからなかったので、父ちゃんに取られた!と判断したのかと思われる。
坊、、、どうなの?
俺の布団をしっかりかけ、俺の枕の中央にででーんと寝ている。
俺はすっかり端の端に追いやられ、寝返りも打てない状態で、なんか体が痛いよ。。
でもいいんだけどね。