設計書どおりに作ったものを見た発注元が文句を言っている。
「なんか違うんだけど」
もちろん、作り出す前にその設計に対して確認を行っている。
にも関わらずそう言う。
何度も書いたけど、発注元の「常識」なんてものは創造の範疇を超える。だからこそ、いろいろな状況を想定した確認は必須となる。
実際にモノは作る時間よりも、「設計図を作る時間」と「作ったモノを評価(試験)する時間」に重きをおかなければならない。「作る」だけなら誰かにやらせりゃいいんだから。
たとえ話ですよ。
発注元は「設計図を作る」はどーでもよくて、ただ単に早く「モノ」が欲しいわけ。とりあえずでもいいから「早く」「モノ」が欲しいわけ。なもんだから、検討も曖昧なままの設計図で平気でGoを出すわけ。
検討が不十分でテメーですらどうしたらよいのか決まっていなのに
「わからないことがあれば聞いてください」
とか言う。
聞けば聞いたで
「とりあえず、そーこーしてください」
と言う。
そして、できあがったモノを見て冒頭のあのお言葉。
「なんか違うんだけど」
、、、馬鹿じゃないの。
ええ、たとえばの話ですよ。