真夜中。
風邪気味。
昨日の話。
普段ならブルーライトなんかものともせずに、携帯をいじりながら寝落ちできるのだが、疲れていて眠いのになかなか寝付けない夜だった。まあこういう日もあると、妻と子供らの寝息を聞きながら、色々と考える。
横で寝ている姫が頻繁に寝返りを打つ。
かと思えば、起き上がって寝ている位置を変えてみたり、母ちゃんの布団にもぐってみたりして、ちょっと起きてしまった様子。
こちらもなかなか寝付けないので、姫ちゃんもすぐに寝付くだろうと、様子をうかがっていたのだが、30分してもウゴウゴ。うまく寝られないのでイライラしているようにも感じる。すると、今度は父ちゃんの耳元で囁く。
「とーたん、のどかわいちゃったの」
と。
おし、待っていてねと茶を持ってくると、二口ばかり飲んでまた横たわる。
が、やはりうまく寝られない。
姫ちゃん、手をつなごうか?と言ってみると、つないできた。塩対応を覚悟していたのだが、本能的に寝ることを優先したらしい。そして、手だけではなかなか寝付けないので、抱っこになり、それから20分ほどで寝息に変わった。姫を布団に降ろし、そろそろ私も寝ないと明日やばい。時計を見ると3時前。
間もなくして今度は坊。
私もかなりウトウトしていたが、気配を感じて起きた。今日の寝る配置としては坊は一番遠くにいるのだが、私のところまでやってくる。そして耳元で囁く。
「とうちゃーん、おちゃほしい」
おし、さっきの残りがある!
全て飲み干すと、また自分の位置へ戻っていった。この起きているタイミングで夜にトイレに行く切っ掛けにならないかなと、あえて聞いてみた。
「オシッコいく?大丈夫?」
「大丈夫!」
まぁ、、オムツしているからね。。もう少しか。
今日に限らず、子供らは夜中にのどが渇くと、母ちゃんではなくて父ちゃんのところにやってくる。
なんでだろうね。母ちゃん爆睡して起きないからかな。
そして今日、やはり睡眠がいつもより短かった姫は、昼間たっぷり3時間ほどしたにもかかわらず、夜もキッチリ寝たらしい。
そんな日もある。