diary

ノドがいたい。熱っぽい。

頭はあまり痛くないので出社。朝の秋葉原駅。
上のホームに上ったところで後ろから腕をつかまれる。

会社は浅草橋だから、千葉方面でない人は大体秋葉原を通る。だから、とっさに会社の人かと思ったら、知らないおじさん。知らない人だったので、あれ?という表情をしたら、「あ、ごめんね」と。

なんだ人違いか。と、歩き出そうとすると「ちょっといい?」。

上野とかを歩いていると、「占いの勉強をしているので手を見せてもらえませんか」とかよく言われる。だから、てっきりその手の怪しい人かと思った。朝からか、、、と思っていると、徐におっさんはアレを取り出し、パカっと開いて俺に見せた。

「巡査部長」とあのマーク。

ああ、私服か。しかし、なぜに俺?てかホンモノ?

「ちょっと探している人がいるんだけど、名前を聞いていい?」

さらに、バッチを軽くたたいてこう言った。

「ああ、大丈夫、ホンモノだから。」

もしホンモノならこんな間近で見るのは初めてだ。
名前を言うと、それをを証明できるものはないかと言われた。お約束。

「免許証でいいんだけど。」

財布を取り出し、たまたま一番最初に出たのが健康保険証。
それを軽く見たおっさんはボソッとこう言った。

「ああ、よかった。違う人だ。」

ナヌ?
俺か?
俺に似ている人物を探していた?
保険証を軽く見ただけで容疑が晴れたということは保険証を持っていないようなやつなのか?

「じゃ、仕事がんばってね。」

と去っていった。気になることをいっぱい残して。

、、、。その探しているであろう人物が日本人であることを切に願います。