21時くらいに帰宅すると息子も娘も起きていた。
リビングで。
ただ、姫はほとんど寝そうな感じで、俺が風呂に入っているうちに寝室で寝かしつけた様子。坊は、風呂に入っている父ちゃんの元へやってきた。
がちゃ。
坊は、服を着ているときは風呂場の中には入ってこない。ドアを開けたところから湯船につかっている父ちゃんに向かって
「とーちゃん、おもちゃで、あそんで、いいよっ!」
風呂場にはたくさん遊び道具が置いてあるが、貸してくれるらしい。
「あ、そうなの、ありがとうね」
と言いつつ湯船でぬくぬく。
「とーちゃん!!おもちゃで、あそんで、いいよっ!!!!」
ああ、そうでした。
坊の「いいよ」は指示語だった。なんか嫌な上司みたいだな。「君がやってくれても構わないよ」っていうのを思い出したわ。
でも、坊はまだそんな裏はないもんね。
じゃあ、父ちゃん、坊のオモチャで遊んじゃう。
坊は、どのおもちゃをどうするかを細かく指示してくる。
そして、その通りに操作すると満足そうに笑う。
「もう、いっかい、やって、いいよっ」
いやーかわいいので何度でもやっちゃう。
終始半身浴。