diary

たまにだけど、頭痛がくる。朝食後、その頭痛が来た。もううざいので、さっさと鎮痛剤をもらった。かなりのヘタレ、だ。傷が痛いんだけど、ズキズキ痛いのではなくて内側からレッキングクルーのマリオみたいのがコンコンコンコン叩いてくれている感じ。非常に不快で、寝ているときにくると眠れなくなる。そうそう、風邪引いたときの頭痛に似ている、けど熱はない感じ。バファリン系の痛みだと表現されたが、よく分からない。
これ、一度切られた神経がくっつくときに起きる影響だそうで。「イタタタタ」ってのじゃないんだよ、ムカつくんだよ。「これがなければねー」って看護師のたぶん、師長さんにぼやいたら「頭開けてまだ1週間なんですからー」ってかわされた。

と、結構いろいろ小うるさいことが言えるほど元気になってきて、そろそろ会社に行きたくなってきた。というか、入院前の想定では退院は明後日だ。そろそろお会計の人が退院の手続きをしに来てもいい頃じゃないかと思ってもこないんだよなぁ。

夕方、ミエコとひーちゃんが来て、先生の話を聞きに。術後の経過は非常に良好。しかも、腫瘍は良性。傷も順調にふさがっており、本日より条件付きでシャワーOK・シャンプー可。3日以来の風呂。発熱しまくって発汗しまくったから気持ち悪いったらありゃしねぇっての。で、条件とは爪を立てて洗わない事ないこと。無理だよ、、、大体、、、水につけること自体、、、、怖いのに。。。

と。風呂に入ろうとしたらヤスダが来てくれた。遠目にいる俺に気づかない。それは奴の目が悪いのに加えて俺の頭髪が無いから。とりあえず、個室シャワーの予約時間ははずせないので、ベッドで待っていてもらうことに。ミエコとひーちゃんがいたけど。

久しぶりのシャワーは気持ちよかった。が、頭を洗うことは怖かった。頭を水につけるのは怖かった。だから、切っていない左側の方からオソルオソル徐々に攻めていく。側頭部。頭頂部。ヨードチンキの混じった茶色い水が流れてきた。

凍みはしない。痛くもない。なんか怖いだけ。とりあえず、軽く擦ってみる。よし。とりあえず、終了。ほとんど水に浸しただけ。でも、気持ちさっぱり。ヨードチンキは落ちた。フケはあまり落ちていない。

部屋に帰り、ヤスダと談笑。仕事の話しもする。家族以外でこの生々しい傷を一番最初に見たのはヤスダが一号だ。おめでとう。ヤスダ。でもグロイのはキライみたいね。せっかくなのに凝視はしなかった。

夜。夕飯後。ヒサが来た。昨日もって来てくれたウドンの丼の回収に来た。ごちそうさまでした。


【傷跡】
brain003抜糸したのは11日で、傷が30cmもあると知ったのはその11日。だけど、バンソウコが取れて自分の目で見ることができたのはこの日。でも傷の場所が場所だけに鏡は合わせないと見ることができない。手鏡なんか持っていないし。
そこで、看護室に行って借りようとした。が、ないらしい。えーあるだろ。うー。見たい。どんなにがんばっても、後頭部は見ることができない。そこで、デジカメで自分撮りを試みた。かなり何度も。その瞬間。カーテンを開けられて非常に恥ずかしい思いをした。

もちろん、撮ってもらった。