diary

熱はいい感じ。もう夜中の発熱はない。ただ、夜中に突然、頭痛により起こされる。熱はなさげ。結構うざい頭痛で小1時間くらい戦ってみたけど勝てず、鎮痛剤をもらう。情けなや。
傷自体の痛みはあるけど、それは仕方ない。大体、まだパックリいってから1週間しかたってないんだから。で。その"まだ"1週間しかたっていないんだけど、本日は抜糸。糸が取れます。

午前中。10時ごろ。お呼びがかかる。処置室にて主治医の先生じゃなかったけど、最初の話だとこっちの先生が主治医になりそうな展開だった。たぶん、そんな感じだった。今となれば、どちらの先生でも十分に信頼できると思うな。

で。おもむろに傷口に張られたバンソウコを剥がす。消毒。ヨードチンキを塗りだくる。もう表皮の痛みは全くない。

生まれてこの方健康優良児だった俺。抜糸も初めて。ぱちッ。ぱちッ。っとはさみが入る。で、ピンセットみたいなのでククっと軽く引っ張る。痛みはほとんどない。ただ、皮膚の薄いコメカミ近辺は多少痛かったけど。

さて。

手術が終わってから今まで2回ほど傷口の消毒をしてもらった。消毒の際には当然、傷口を触られる。その触られた感覚から大体15cm程度頭を開いたのかなと思っていた。

開頭時に具体的に何センチ頭を切るのかは聞いていなかった。いや、、、今よく考えると、、、おかしいな、それも。頭内部の腫瘍の大きさや、成長具合。さらに、脳の血管の配置に関しては事細かに説明を受けたけど。

頭をどう開くかは聞いていなかったぞ。

いや違うな。

頭をのどこをどれくらいの長さに渡って切るのかを聞いていなかった。

でも、これはそのときには大したことではなくて。もう一刻も早く異物を取ってもらいたかった。そして、手術が終わった後も、消毒されているときも「切られた傷はこんなもんかなー」程度の感覚で、具体的にどれくらい切られたのか興味が薄かった。具合が悪くなっちゃったし、腫瘍が良性か悪性かとかいう問題もあったし。

術後、お見舞いに来てくれた人には傷の程度についてこんな情報を伝えました。もちろん、自分のイメージのみで。独断で。右手で人差し指と親指でアルファベットの「C」を作って(大体長さ15cmのシーの形)、「こんなかんじ」だと。消毒で触られたイメージだとこんな感じだったんだって。

そして。

ぱちっ。ぱちっ。ぱちっ。ことのほか長い。ここは脳外科。他の患者の傷を見ていても分かるけど、大体1cmで1針くらい。15は越えたよ。そこで聞いてみた。

「先生、これ何cmくらいで何針なんですか?」
「えーとね、直線にしたら30cmくらいで縫ったのは30針くらい。」

イメージより倍でした。

まー、散々前述したけどねぇ。今聞くことじゃないけどねぇ。何cm切ったとか、何針縫ったとか。今聞くことではなかったかも。しかし、30cmか。でかいな。バンソウコ張られたので今日の目視確認はオアズケ。

夕方、ひーちゃんが来た。ヒサも来た。またもやうどんを持ってきてくれた。今度は卵とじだ。しかし、今日はとくに食欲なし。約束はしていなかったけどおそらく持ってくるだろうと予想していたので、帰ろうとするひーちゃんを引き止めておいたのです。だって、残したくないんだもの。一口いただきました。ごちそうさまです。

19時過ぎくらいにシンが来てくれた。あーだ、こーだ、ちょっと、いろいろ話をして帰っていった。